何を持っていけばよいか、インド渡航前の準備

インドに赴任する場合、日本とは根本的に異なる環境で生活することを前提に準備をしていく必要があります。おそらくほとんどの人が現地に赴くなり強烈なカルチャーショックを受けることになるでしょう。できるだけ早く生活に慣れるためにも、そして仕事に集中できる環境を手に入れるためにも、赴任前の準備はしっかりと行っておきたいところです。

 

まず基本と手続き。そもそもインドで労働と生活ができる環境にしておかなければなりません。就労ビザの取得が必須、この手続きは書類の申請から取得までの間に2〜3週間ほどかかります。会社ともよく話し合った上で赴任の時期に間に合うように時間の余裕を持って申請しておくようにしましょう。書類の準備にもそれなりの時間をかけた方が無難です。それからPAN(基本税務番号)の取得。簡単に言えば納税カードのことです。このカードを取得することでインド政府に対してちゃんと所得税を支払っていることを証明することができます。この申請から取得にかかるまでの期間もだいたい2〜3週間かかります。

 

それ以外ではどのような準備が必要なのでしょうか?短期間の出張の場合は日本からいろいろと持ち込んで備える、という方法もありますが、長期間の赴任の場合はそうした対策はあまり意味がありません。どのみちすべてを現地で調達しなければならない時が来るからです。ただ生活に慣れるまでの間日本から持ち込んだもので少しでも不便や不都合を防ぐことも大事です。一番のオススメは胃腸薬。食事の問題だけでなく水の問題でもお腹を壊しやすくなるのであらかじめ用意しておいた方がよいでしょう。生活を開始した当初はすぐにお腹を壊してしまう環境に晒されるはずです。

 

食事関連では日本米がほとんど手に入りません。重量などの問題もあるので持ち込むのは限界がありますが、現地の食事に慣れるまでの間会社から送ってもらうなど調達できる手段を確保しておくとよいかもしれません。さらに食品の保存に使用するラップ。日本では当たり前のように使用していますが、インドでは手に入る機会が限られてきます。ラップなしで生活を送れるよう順応する必要がありますが、ある程度持ち込んでおくとよいかもしれません。

 

実際のところ、インドの赴任の準備で必要となるのはモノよりも心と体です。日差しが強く、蒸し暑いインドでの生活に馴れるためには体力と健康が不可欠ですし、この国で生活をしていくんだ、という覚悟と忍耐力が必須です。日本人の基準から考えると信じられないほどルーズな面もあるため、忍耐力と寛容さを心がけておくのもよいでしょう。