ビザを取れるの?

インドに赴任して働く場合にはビジネスビザを取得する必要があります。日系企業の駐在員として働くうえで渡航前の欠かせない手続きとなるわけですが、いざ赴任という段になってトラブルに見舞われないためにもあらかじめしっかりと準備をしておきたいところです。

 

じつはこのビジネスビザの取得が日本企業のインドへの進出の重大な妨げになっているという意見もあります。それだけ取得にさまざまな障害が存在しているのです。インドに赴任して生活を始める際には外国人登録などの手続きも必要となりますが、こうした手続きはまずビザを取得していることが大前提、そのためビザ取得をスムーズに行えないとすべての予定が狂ってしまうのです。

 

まず国内でビザを取得する場所に申請します。国内には東京と大阪にインドビザ申請センターがあります。注意点は申請時に用意すべき書類があること。それもかなり特殊な書類です。それはインド企業からの「招聘状」と「日本企業からの推薦状」。すでにインドに進出している日系企業の場合は現地法人に招聘状を書いてもらうことになります。日本企業の推薦状は原則として上司の署名で問題ありません。招聘状は用意するのに時間がかかる可能性があるので注意しましょう。

 

他にも一般的な必要書類があります。パスポートは入国時に6ヵ月以上の残存期間が必要で、見開き2ページ以上の未使用ページがあることが大前提となります。この点も要注意でしょう。それから写真、サイズは縦・横ともに5センチ。このサイズを間違えて申請時に引っかかってしまうことが多いので気をつけましょう。なお過去にインドに渡航した経験がある場合にはその渡航歴を記した書類も作成します。

 

こうした取得のために必要な書類を揃えておけばビジネスビザを取得できるか、というとそうもいかない面もあるのがインドの難しい事情です。申請から取得までは2週間程度といわれますが、あくまでスムーズに進んだ上での話、実際にはもっと長くかかってしまうことも少なくありません。先に触れたようにビジネスビザはインド赴任の準備を進めていくうえで不可欠なものですから、念のために2ヶ月くらいの余裕を見て申請した方がよいとされています。また、職種によって取得しやすさが異なっているとも言われており、営業職は取得しやすい一方技術職は時間がかかる傾向が見られます。

 

このように、インドのビジネスビザ取得は事情をよく踏まえた上で時間の余裕を持ちながら準備を整えていく姿勢が欠かせません。インドへ行く直前になって困ったことにならないようにしましょう。