日本人が多く住んでる街

目覚しい経済発展と近代化が進んでいる今、インドに進出する日系企業も増加しています。日本企業はインフラなどインド社会の近代化にも貢献していることで現地でも高く評価されています。そのため駐在員をはじめ日本人が多く生活を送っている街、エリアもあります。

 

その代表はやはりニューデリーでしょう。政治・経済さまざまな面での中心地であり、雑多なイメージがあるインドの多彩な魅力と特徴を象徴する街でもあります。デリーの特徴は街の中でもエリアによって表情や住んでいる人たちが異なること。古くから街を形成していた「オールドデリー」と呼ばれるエリアは庶民階級の人たちが生活していますが、一方イギリス統治後に都市計画をもとに広がっていた「ニューデリー」のエリアは高級住宅街・ビジネス街となっており、日本人はもちろんのこと外国人ビジネスマンが多く生活を送っています。

 

もうひとつ、経済発展によって急速な発展を見せている街にグルガオンがあります。ここはニューデリーから車で1時間ほどのところで、日本で言うところのベッドタウンのような位置づけとなっています。高級マンションが多いほか、ショッピングモールや外国人向けの飲食店なども多くここで生活している日本人も多くいます。とくにIT関連企業の中心地として発展しており、この分野でインドに進出している日系企業の駐在員はここで生活を送ることになりそうです。

駐在員の生活はこんな感じ

インドで駐在員として赴任することになった場合、誰もが気になるのが生活環境のこと。仕事以上にこちらに不安を感じる人も多いはずです。現在でも日本は世界的に見てもトップクラスの生活水準にありますから、当たり前だと思っていたことが海外ではない、あるいは通用しないことも多いのです。ではインド駐在員の生活レベルはどうなっているのでしょうか?

 

インドで現地採用された人よりも駐在員ははるかに恵まれた環境にあります。インド国内での移動は原則として自動車、駐在員なら会社が車を用意してくれますし、ドライバーがついてくるケースも少なくありません。インドの交通市場は決してよいとはいえず、とくに荒っぽい運転をする人が多いので自分で運転するよりはドライバーに任せた方が安心できます。プライベートで運転する際には注意した方がよいでしょう。

 

おそらくほとんどの人が最初に気にするのは衛生環境でしょう。もっとも問題があるのが水回り。地域によって異なるものの、上水道は1日に数時間程度しか供給されないのが一般的で、使用できる間にタンクなどに水を溜めておく必要があります。また水道管の破損による水の汚染、あるいは排気ガスなどの大気汚染といった衛生面にも注意が必要です。一流ホテルで滞在するのではないかぎりこうした点も注意しておくべきです。

 

物価指数は日本の半分よりもやや高いくらい。ただこの数字は高級品を含めての数字で、日常生活で必要な必需品などの物価は数分の1、日本円にして100円もあれば食堂で食事が摂れます。家賃も日本円で1〜2万円もあればそれなりによい住宅に入ることができるでしょう。

交通事情も把握しておこう

インドの車事情、通勤事情はどうなっているのでしょうか?広大な国土を誇っていますから、車が不可欠のように思えますが、現地で生活し働く際にはどんな環境で移動・通勤することになるのでしょうか?

 

インドの自動車生産台数は世界7位、ここ10年の間に5倍くらいになりました。ただ全体の普及率はまだ5パーセント程度とまだまだ低い水準にあります。ですから一般の国民の移動手段は鉄道やバスといった公共の手段となります。テレビやネットの動画などで取り上げられることもありますが、日本で信じられないくらいのラッシュ、というより過積載の状態で移動するケースもよく見られます。

 

ただ駐在員として赴任する場合には会社側が自動車を用意してくれるので通勤や日常の移動は車で行うことになります。ただ注意点としては日本に比べてインフラが整っていないことがあります。デコボコの道でガタガタと揺れながらの移動になります。また路上にモノが散在していることも多いのでこの点も注意が必要です。そして最大の注意点は他のドライバーの運転。日本人からすると信じられないほど荒っぽい運転をするドライバーが多く、割り込みなども平然と行われることが多いので事故に巻き込まれないよう気をつけたいところ。通勤に関してはドライバーに任せた方が無難かもしれません。